就労継続支援B型とは?
就労継続支援B型は、「働きたい」という希望を持つ障害者の方々へ障害の特性に応じた作業を提供し、将来の就労に備えるためのサービスです。
障害者総合支援法に基づく福祉サービスのひとつで、短時間かつ比較的簡単な作業からスタートすることができます。
利用者は成果報酬として「工賃(一般就労の給料に相当)」を受け取ることができ、利用者の方ごとに個別の目標工賃を定め、それが達成できるように援助し、工賃の向上を図ります。
就労継続支援B型の利用対象
障害を持つ方(身体障害、知的障害、精神障害、発達障害)や難病のある方で、下記の条件のいずれかを満たす方を利用対象としています。
- 就労経験がある方で、年齢や体力の面で一般企業での就労が困難な方
- 就労移行支援事業を利用した結果、就労継続支援事業(B型)の利用が適当と判断された方
- 就労経験、就労移行支援事業の利用が共になく、50歳に達していて、一般就労が困難な方
- 障害基礎年金1級を受給されている方
就労継続支援B型の作業内容
就労継続支援B型事業所は全国に11,000箇所以上(平成29年時点)が開所されており、作業内容は事業所によって異なり、多岐に渡ります。
ただし、いわゆる軽作業をする事業所が多いのが実情で、『麺屋 時風』のような飲食業に携わって、調理や接客などを経験できる事業所は少数派です。
個別の事情に合った利用法ができるのがメリット
就労継続支援B型事業所は、現状では社会に出て一般就労することが困難な方に利用してもらうことを前提としています。
そのため、勤務日数や勤務時間、作業内容などについては、個々の事情・体調を考慮して、相談の上で決めてゆくことができます。
無理なく継続的に職業訓練を行いながら、将来の就労に向けてゆっくり準備していただくことができます。